前橋市で重症改善なら「あやいろ整骨院」

みなさん、こんにちは!

群馬県 前橋市 あやいろ整骨院 受付スタッフのあかねです!

昨日、院長と一緒に、前橋市北消防署で行われた「普通救命講習」に参加してきました。

 

きっかけは、市の広報。
荒牧町の男性が、スポーツの大会中に、突然、心肺停止になり、意識不明に・・・。
異変に気付いた周りの方が、心肺蘇生とAEDを使用したおかげで、一命を取り留めたそうです。

あやいろ整骨院のある、荒牧町の男性の出来事という事もあり、とても身近な出来事に感じました。

 

もし、私の目の前で、誰かが倒れたら…。
もし、その人が、自分の大切な人だったら…。
私は、どうしたらいいんだろう?
何をしたら、その人を助けられるだろう?

そんな状況は誰も望んでいません。
でも、起こる時は、突然起こるのです。

だから、対処法を知っておきたい。
きっと、全くやったことないのと、一度でも練習するのは大きな違いがあるんじゃないか?と思い、ちょうど近所の北消防署で講習会が行われるということで参加しました。

普通救命講習

講習は、朝9~12時の3時間行われました。
実践を通じて習ったことは、大きく2つ。

  • 心肺蘇生
  • AEDの使用方法

教えて頂いたことをシェアします。

救命処置の流れ

1. 安全確認

まずは、周囲の安全確認です。

車の通行の激しい道路だったり、(地震後などで)タンスや大きな家具が倒れそうな危険な状況の場合は、無理をしない。
まずは、自分の身の安全が大切とのことです。
この場合は、すぐに119番通報をして、指示に従った方がいいです。

2. 意識(反応)確認

傷病者の耳元で「大丈夫ですか?」と声をかけながら、両肩をトントントンと叩く。
この時、だんだんと、声の大きさや叩く強さを大きくする。

単に、寝ている場合もあるので、最初は軽くだが、最終的には、やや強めに叩いて問題ない。

3. 大声で応援を呼ぶ

意識がない場合、大声で助けを呼ぶ。
「誰か来てください!人が倒れています!」

4. 119番通報、AED依頼

協力者が来たら、

  • 「あなたは、119番お願いします!」
  • 「あなたは、AEDを持ってきてください!」

と指示をする。

この時に大事なことは、

  • しっかりと誰かを指名すること
  • 手で誰かを指し、アイコンタクトをとって指示すること

「誰か、AEDを持ってきてください!」という指示では、人はオロオロして、なかなか動けない。
日本人は、基本的に責任感が強いので、「あなた!」と指名されて指示されると、すぐに動きやすい。

この時、もしも、協力者がいない場合は、すぐに自分で119番通報
119番通報をすると、電話口で、何をしたらいいか教えてくれますので、その指示に従えば大丈夫です。

 

追記

このブログを見た友人から教えてもらった事を追記します。

友人が受けた講習会では、
『あなた、AEDお願いします!無くても必ず戻ってきてください!』
と言うのは重要と習ったそうです。

待っているのに、「無かったから」と戻ってこない場合もあるのだそうです。

戻ってきてもらえば、「どこを探して無かったか」がわかります。
また、胸骨圧迫の交代要員にもなってもらえますね。

5. 呼吸確認

「普段どおりの呼吸」をしているか、10秒以内で確認。
「普段通りの呼吸」をしていると、胸や腹部が動きます。

私は、胸では確認しずらく、腹部の方がわかりやすいな、と感じました。

これは、自分たちでも一度確認して、「普段通りの呼吸」がどんなものか見ておくといいと思います。
家族にあお向けで寝てもらって、普通に呼吸した場合と、呼吸を止めてもらった時の違いをみておくといいです。

 

この際、呼吸がなければ、すぐさま、胸骨圧迫を開始。
意識はなくても、「普段通りの呼吸」をしていれば、救急車が来るまで、傷病者の様子を見守る。

また、今回、初めて知ったのが、「死戦期呼吸」というもの。
これは、心肺停止の兆候だそうです。

一見、呼吸をしているように見えます。

私が講習で見せて頂いた動画では、「グォゥ~」という音で、いびきをかいているように見えました。
「死戦期呼吸」の場合も、呼吸がない時同様、すぐに胸骨圧迫スタート。

6. 胸骨圧迫

これは、今回講習を受けてみて、一番難しいと感じたものです。

特に女性の場合は、しっかりと体勢を取らないと、うまく力が入りません。
思っていた以上に、力が必要で疲れます。

胸骨圧迫は、講習を受けて、練習することをオススメします!
でないと、この感覚はなかなかわからないと思います。

そして、今回感じたのは、救急車が来るまで、同じ人が胸骨圧迫をやり続けるのは厳しいということ。
協力者がいる場合は、交代しながらやるべきです。
同じ人がやると、どうしても疲れてきて、正しく胸骨圧迫が出来ず、効果が下がってしまいます。

この時、交代の仕方も練習が必要と感じました。
「交代お願いします。5つ数えたら変わってください。1,2,3,4,5」

こんな声かけも、単純な事かもしれませんが、やはり、練習のある・なしでは対応が違います。

 

また、人工呼吸も習いました。

私は、初めてやった時は、完全に口から空気が漏れてしまっていました。
これも、やってみてわかったことです。

人工呼吸は、他人だと、なかなか躊躇すると思います。
また、口から出血している場合もあると思います。
感染のリスクもあるので、無理してやる必要はなく、出来ないと思ったら、胸骨圧迫のみを続ければいいそうです。

7. AED装着

現在、AEDは様々なタイプがあるそうです。

フタを開けるだけで電源が入るもの。
フタを開けて、自分で電源を入れるもの。
(個人的には、全国すべて同じ機種にすればいいのにと思いましたが…。)

そして、成人と小児の切替スイッチがあります。
小児とは、小学校に入る前までの子どもを指します。

現在、前橋では、この画像のオレンジのものが多いそうです。
私たちも講習で、この機種を使用しました。

これは、フタを開けると自動的に電源が入ります。

AEDが心電図を解析し、電気ショックが必要かどうか教えてくれます。

電気ショック後、傷病者に変化がなければ、また、すぐに胸骨圧迫を行う。
2分経つと、またAEDが心電図の解析を行い、音声メッセージで指示してくれるので、それに従う。

 

実際にAEDを使ってみて、思ってた以上に簡単でした。
AEDの音声ガイダンス通り、落ち着いてやれば大丈夫です。

でも、全く初めて使うとなると戸惑うかもしれません。
「初めて使うけど出来るかな・・・?」という心理的な不安が、必要以上に、難しく感じさせるかもしれません。

しかも、倒れている人を目の前にしたら、当然、焦ると思います。
だからこそ、一度でも使い方を習っておくというのは、大切だと思います。

 

そして、AEDがどこにあるか?というのを知っておくことも大切です。

現在、前橋市では、役所や学校、保育園などの市有地に加え、平成29年10月1日から、コンビニ153店舗にもAEDを置いているそうです。
設置されているコンビニには、入り口付近に下記のステッカーが貼ってあるとのことです。

自宅や職場など、普段よく居る場所の近辺にあるAEDを、日ごろから確認しておいた方がいいですね。

前橋市「市有施設等におけるAED設置施設一覧」

前橋市「市内コンビニエンスストアにおけるAED設置店舗一覧」

また、私は、スマホで、「日本全国AEDマップ」というアプリをダウンロードしてみました。
これを見ると、あやいろ整骨院の周辺では、市有地やコンビニだけでなく、飲食店や薬局などにも置いてあるようです。
但し、全てを網羅しているわけではなさそうです。
例えば、あやいろ整骨院の斜め向かいにある「セブンイレブン」にはAEDがありますが、このアプリには載っていませんでした。

ぜひ皆さんも、一度確認してみてください。

8. 救急隊に引き継ぐまで、傷病者を見守る

救急隊が来るまでは、心肺蘇生を続けます。

救急隊が来る前に意識を取り戻したり、呼吸をしだしたら、心肺蘇生を中止します。
しかし、また急変するかもしれないので、救急隊が来るまでは、傷病者を見守り続けます。

尚、AEDのパッドは、私たちが外したりしてはいけないそうです。

普通救命講習を受けてみて

実際に、胸骨圧迫やAEDの使い方を教えてもらい、本当に良かったです。

講習を受けるまでの私は、ただ救急車を呼ぶことしかできなかったと思います。

もし、胸骨圧迫をやっていたとしても、「胸の骨が折れるんじゃないか?」という恐怖で、中途半端な力を入れることしかできなかったと思います。
実際は、胸骨が折れることはほとんどないので、胸が5㎝沈み込むくらい押します。

 

前橋市の場合、山間部を除けば、平均6分で救急車が到着するそうです。
救急車を待つ間に、心肺蘇生をやるかやらないかで、命が助かる可能性は大きく変わります

だから、ぜひ、あなたにも講習を受けてもらいたいです!
そして、自分が学んだだけでは、もし、自分が倒れた時に助けられません。
ぜひ、ご家族や身近な人と一緒に受けてみてください。

私たちが今回お世話になった、前橋市北消防署では2~3ヶ月に1回講習を行っているそうです。
広報や前橋市のホームページにも情報が掲載されているので、チェックしてみてくださいね。
(講習は、無料です!)

 

講習後、修了証をいただきました!

余談ですが、私たちが講習を受けていた3時間の間に、救急要請が3~4回ありました。

館内放送で、救急要請のアナウンスが流れるのですが、そのアナウンス後、実際に救急車が発車するまでの時間の短さに驚きました!
救急隊員の方々の、訓練の成果なのでしょうね。
いつも私たちを守っていただき、感謝の気持ちでいっぱいです!

 

長文、お読みいただき、ありがとうございました。

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